その花園(はなぞの)のおく、2ひきの美しいチョウがおりました
すんだ空気の中、舞(ま)って遊んでおりました
1ぴきは白く、もう1ぴきは黄色
2ひきのチョウは、この上なく美しい色をまとっておりました
かがやく草原、そしてそこに咲(さ)く花々を、
心から愛しておりました
清らかなかおりの中を、泳ぐように舞(ま)い翔(と)び
朝早くからよろこびに満ちあふれておりました
風はかれらの羽の上で憩(いこ)い
かれらが翔(と)び回るのを見ておりました
ある時子どもたちがやってきて
2ひきのチョウと会いました
2ひきのチョウは空を舞(ま)って子どもたちからはなれ、そして笑って言いました
「わたしたちをつかまえないで。わたしたちは心から平和を望んでいます。
この美しい野原と花々は、わたしたちみなのものです。
わたしたちチョウのものであり、あなたがた人間のものです。」
2ひきのチョウはこの気高い花園(はなぞの)で自由に生き
幸せに満ち、おそれやなやみや悲しみを知らず
神さまのみこころを讃(たた)えています
もし神さまがいらっしゃらなければ、
花園(はなぞの)の花々も咲(さ)きはしないから……
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