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 ■なんだろう? 第3
回 「ラクダ(アラビアンキャメル)」


ラクダ(アラビアンキャメル)

「砂漠(さばく)の舟」って、何だか知っていますか?
じつはこれ、ラクダのことです。
ではラクダってどんな動物なのでしょう。
ここではアラブに関係の深い、ひとこぶラクダを中心に紹介(しょうかい)します。

ラクダの名前の由来


ラクダはアラビア語で()ジャメル(Jamel)といいます。ラテン語のカメルス(Camelus)や、英語のキャメル(Camel)の語源(ごげん)になりました。(キャメルの名はギリシャ語に由来するという説もあります。)


ラクダの名前の由来


ひとこぶラクダのカラダ


体長は190〜230cm、体重は450〜650kgです。
毛の色は、白・褐色(かっしょく=黒っぽい茶色)・黒・まだらなど。暑い環境(かんきょう)にあわせて短い毛をしています。
頭、尾(お)、首の毛は長めです。
ひとこぶラクダが住む地域(ちいき)は北アフリカ〜西アジアで、ちょうどアラブの国々と重なっています。これは、アラブのひとたちがラクダを家ちくとして飼(か)うようになったためです。


白いラクダ   黒いラクダ

白いラクダ               黒いラクダ

ちなみに、こぶが2つあるふたこぶラクダは、体の大きさはひとこぶラクダとほぼ同じです。
ただし、住んでいる地域(ちいき)は主に中央アジアで、寒い環境(かんきょう)にあわせて長い毛をしています。ひとこぶラクダがすべて家ちく化されているのに対し、ふたこぶラクダにはわずかですが、野生種が残っています。

ピラミッドとラクダ
(エジプト)

ピラミッドとラクダ(エジプト)

見る

ラクダに乗る(サウジアラビア)



ラクダのカラダのひみつ


砂漠(さばく)の厳(きび)しい環境(かんきょう)でも暮(く)らせるように、ラクダのカラダには、さまざまな秘密(ひみつ)があります。

ラクダのカラダのひみつ

目:



鼻:

 


耳:

カールした長いまつ毛が二重に生えています。砂(すな)やほこりが目に入るのを防(ふせ)ぎます。まゆ毛はふさふさしていて、暑い日差しをさえぎります。

砂(すな)が入らないように鼻の穴(あな)を閉(と)じたり開いたりできます。穴(あな)を閉(と)じたり開いたりすると、はく息をしめらせ、吸(す)う息を冷やして、呼吸(こきゅう)に使われる水分の量を少なくすることができます。

小さいですが、とてもよく聞こえます。小さい耳は毛がたくさん生えていて、顔のりんかくにそって生えているので、耳の中に砂(すな)やごみが入るのを防(ふせ)ぎます。

こ  ぶ :

水は入っていません。こぶの中身は50kgほどの脂肪(しぼう)です。脂肪(しぼう)はエネルギーのもとになり、10日ぐらいなら何も食べなくても旅を続けることができます。
こぶはまた、砂漠(さばく)のひじょうに暑い日差しを防(ふせ)ぎ、体から体温をにがすのにも役立ちます。

あ  し :

ラクダの足の指は2本にわかれています。足のひづめが小さいかわりに、やわらかいたこがあり、着地すると広がるので、砂(すな)にうもれずに歩くことができます。
ラクダは体の片側(かたがわ)の前足と後足を同時に出して歩きます(側対歩/そくたいほ)。わたしたち人間で言うと、右手と右足をいっしょに出しているわけです。ラクダが右側(みぎがわ)・左側(ひだりがわ)・右側(みぎがわ)・・・と歩く姿(すがた)が、まるで舟をこいでいるようなので、「砂漠(さばく)の舟」と呼(よ)ばれるとも言われています。

お な か : ラクダはいったん食べたものを1番目の胃にため、それを口に戻してかみなおす、反芻(はんすう)動物です。胃のなかにはさまざまなバクテリアがいて、食べたものを分解(ぶんかい)します。こうしてかみなおされた食べものは、2番目の胃、3番目の胃(4番目まで数えることもある)へと送られて、栄養がよく吸収(きゅうしゅう)されるようになります。
おしっこと汗(あせ): ラクダはおしっこを濃(こ)くして、からだから出る水分がなるべく少なくてすむようにします。ラクダはなんと血液(けつえき)の10倍も濃いおしっこをつくることができます。また汗(あせ)もほとんどかきません。
ふ  ん : ラクダのふんは消化されなかった草などです。乾燥(かんそう)させると燃料(ねんりょう)になります。


ラクダ美人コンテスト(アラビア半島)  ラクダ美人コンテスト(アラビア半島)

ラクダ美人コンテスト(アラビア半島)



家ちくとしてのラクダ

ひとこぶラクダは、紀元前4000年〜1300年の間(説によってことなります)に、中央〜南部アラビアで家ちくとして飼(か)われるようになり、そこからエジプトと北アフリカ、さらにインド、東アフリカへと広がりました。

ラクダの乳(ちち)は牛乳(ぎゅうにゅう)よりも栄養(えいよう)があって、そのままで、または、温めて泡(あわ)だててから飲まれるようです。 ラクダの肉も食べますが、くせがなく、たんぱくな味のようです。羊や牛などが飼(か)えない、乾燥(かんそう)した土地で食用にされています。ラクダの足(カワーラア)からは、おいしいスープがとれるのだそうです。

荷車を引くラクダ


荷車を引くラクダ


このように、ラクダは食用になるだけでなく、人や荷物を運んだり、長い旅にもたえられたりするので、暑く乾燥(かんそう)した土地ではかかせない家ちくです。またサウジアラビアでは、ラクダレースもあります。むかしから、ラクダはアラブの人々の生活に役立っているんですね。



ラクダレース

ラクダレース






参考資料
your lovely camel world DROMEDARIUS.url
http://homepage1.nifty.com/dromedarius/
Camel Service Japan
http://www.geocities.jp/camel_service_japan/index.html

参考文献
サウジアラビア王国、 太田 博著、1996年、サイマル出版会
びっくり世界一自然のひみつ、 奈須 紀幸監修、1983年、学習研究社


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