アラビア村は今日も平和に一日が終わろうとしています。地平線にしずむ夕日がとてもきれいです。村の真ん中の大きな木のそばに、いつものようにハキムおじいさんがこしかけています。そこを通りかかる子どもたちひとりひとりに声をかけています。 そこへ翔(しょう)くん、ザキくん、ラナちゃん、彩(あや)ちゃん、仲の良い仲間たちがやって来ました。サッカーボールを持った翔くんは、なんだかとてもうれしそうです。
アラビア村は今日も平和に一日が終わろうとしています。地平線にしずむ夕日がとてもきれいです。村の真ん中の大きな木のそばに、いつものようにハキムおじいさんがこしかけています。そこを通りかかる子どもたちひとりひとりに声をかけています。
ハキムおじいさん、アッサラーム・アライクム。
そういえば、おじいさん、アラブの国々でもサッカーがさかんなのでしょう?
アル=イッティハード
さすが、ハキムおじいさん、くわしいですね。そういえば2002年のワールドカップも日本と韓国(かんこく)というアジア地域(ちいき)で開かれましたよね。そのとき、サウジアラビアの代表チームも出場していましたよね。
サウジアラビア代表チーム
2004年 サウジアラビア杯(はい)にて
いまでも交流があるなんて、すてきだわ。それにスポーツがきっかけで、世界中のひとたちが、おたがいのことを分かり合える文化の交流もできるなんてすばらしいですよね!
翔くん
うむ、的かくなパスと正かくなシュートで積極的にゴールを攻(せ)めていたね。出場選手のなかでも、サウジアラビアの大エースともいえるアル=ジャービルはとてもテクニックのある選手なのだよ。かれは、サウジアラビアの代表として、1994年、1998年、2002年のワールドカップに3回連続出場しているんだ。それから、これはずいぶん前の話になるが、1984年のアジアカップでは、マージッド・アブドゥッラーという選手が大活やくしたんだ。彼は「砂漠(さばく)のペレ」と呼(よ)ばれていたんだよ。
そうなんですか! ぜひ聞いてみたいです。サウジアラビアの国歌!
堂々とした歌だよ。おおまかな意味は、 栄光と高貴(こうき)に向かい 宇宙(うちゅう)の創造主(そうぞうしゅ)に感謝(かんしゃ)し 燃えさかるかがり火あげて ふたたび言わん「アッラーは偉大〈いだい〉なり」と ああ わが祖国(そこく)よ とこしえに ムスリムのほこりたれ 長命なれ わが王よ 国旗よ わが国よ
ということだよ。
いま、元Jリーグの選手の北沢 豪(きたざわ つよし)さんが、サッカーをとおして国際(こくさい)協力の現場(げんば)で活やくしていらっしゃる話をきいたことがあるわ。途上国(とじょうこく)の子どもたちとともにサッカーをとおして人とふれ合うことの大切さをつたえるという、大変だけど、とても必要なことなんだと思います。わたしも大きくなったら、そんな仕事に出合えたらいいな。
“パスポート”か。いいことを言うね。理解(りかい)し、愛し合えることから世界が平和になるとしたら、まさに、“スポーツは平和へのパスポート”だね。わたしも君たちをおうえんしているよ。小さな親善(しんぜん)大使さん! 次に君たちに会ったときに、サウジアラビアのサッカーチームのおうえん歌を教えてあげよう。もちろんアラビア語でな。
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