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アラビアもよう
アラブのどうわ


 ■アラブのどうわ 第26回 働く動物

働く動物   

 ある日、預言者(よげんしゃ)ムハンマドが通りを歩いていました。

 すると、二人の男がおたがいにロバの背(せ)に乗ったまま道に止まり、しゃべっているのが見えました。その男たちは、まるでイスにすわるように、ロバの背の上でくつろぎ、話しこんでいるのです。

働く動物

 
 そこでムハンマドは男たちに、ロバやラクダや馬などのような乗り物として使う動物を必要以上につかれさせないよう教え、こう言いました。
 「正しく乗り、正しく休ませなさい。道や市場で話しこむためにイスのように使ってはなりません。」

【ハキムのひとこと】

ハキム

 ロバやラクダ、そして馬のような動物は、車のなかった昔はもちろんのこと、今でも場所によっては人のために働きます。人や荷物をのせて遠くへ運んだり、重いものを引っぱったりするのです。 人間は、自分たちの暮(く)らしのためにそれらの動物の力を借りていっしょに働くのですから、えさや水や休息をたっぷりとあたえて、大切に世話をし、その動物ができそうもないことをさせて、つかれさせるようなことがあってはならないのです。

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